ヤエンを自作してみたい、やってみた、上手くいかない!その原因はナゼ!そのナゼに答えることが出来たら管理人の目的は果たせたことになるでしょう。 |
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上手くいかない原因 |
図 | 解説 |
A図は金属板上にハンダ付けをした際のそれぞれの状態を表しています。 @は見てのとおり球体の形をしていて全く接着されておりません Aはカマボコ型をしており一見接着しているようですが下の金属板が加熱不足です特にハンダがイブシ銀色のときなどは大抵強く引っ張ると剥がれてしまいます。 @〜Aの状態を繰り返すのが初心者に多いパターンです。 B完全にハンダが溶けて密着していますハンダの表面もつるりとした表面になっているはずです。 B図は実際のヤエン製作時のコテの動かし方を図にしてみました。 下手な図ですから上手く伝わりますでしょうか? @ハンダが全くついていないと熱が伝わりにくいのでごく少量コテ先にハンダをつけます。 ハンダ付けするところはフラックスを塗っておきます。 A先に付いたハンダを金属部分に当てますコテ先の熱でフラックスがジュッと音を立てます。 Bその後コテ先の熱が金属部分を熱し適温まで上がるとハンダが広がり始めます、そこでコテ先を離さずハンダを供給しつつ固定したい部分をすべてハンダ付けしてしまいます。 C同じところを再度ハンダ付けするときには温度が下がらない間に(ジュッと音がする)フラックスを塗りつけてコテを当てるようにすると上手くいきます ごく一部分だけハンダ付けする場合は最初につけたハンダだけで足り、追加しないときも有ります。 |
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異種金属のハンダ付けでは大抵ステンレスの方が熱伝導率が悪いので左記の図のようにコテ先はステンレス側に重点的に当てた方がよろしいです。 異径の場合は太い方に重点的にコテを当てるようにします。 銅の合金である真鍮は非常に熱の伝導が良くてまたハンダとの相性も良いのでステンレスと真鍮の同時ハンダ付け、或いは近接しているとステンレスは付いてないのに真鍮はハンダが余計なところまで回りきってしまったりと大変な一面があります。 下で写真を載せてますがヒートクリップなどを使い真鍮を放熱させステンレスもばっちりハンダを効かせるなどの裏ワザもあります。 フラックスですがケチってはいけません高温で活性化させるのがフラックスですからコテを当てる前に一塗りコテを当てたままさらに一塗りとすれば大抵上手く付くはず。 高温時に塗るほど効果あり! フラックスを塗って塗って塗りたくるのがコツ! |
上手くいかない原因 その弐 ピアノ線曲げ はてさて困りましたねぇ・・・。 管理人の私も苦手なのです・・・お湯につけたらふにゃふにゃになるピアノ線とか売ってたら良いのに。 HPに載せているヤエンにも市販の賭け止め部品を使っているのに気付かれた方もいるのでは・・・・。 そう苦手な人は釣具屋さんでパーツを買ってしまいましょう、私も買っております。 出来るだけ曲げずにヤエンを作るのです。 それしかないのです。 どうしても曲げないといけない時が有るんです、オリジナルヤエンや試作中のヤエンの時などどうしても曲げないといけません。 ああっメンドクサイ |
上手くいかない原因 その参 軽量化 ヤエンを作ったけど重くて実用性が無い、そういった時は軽量化しましょう! |
軽量化その壱 針の軽量化(一番効果あり) もちろん針数を少なくするあるいは小さい針に交換するのも軽量化につながりますが同じ針を使いたいときは針の軸をカットして軽量化を計ります 針を減らしたり軸をカットすることはつりあいをとっている錘も軽くなるのでヤエンでは軽量化に最大の効果が有ります。 針を固定するためのハンダも減らすと大いに効果ありです。 当HPではバラ針を必要最低本数で組まれる事をお奨めします。 |
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軽量化その弐 オモリを後方に移動する。 強度が変わらず軽量化が可能なので試す価値あり。 但し余りに全長が長くなりすぎると水の抵抗が増してしまい足の遅いヤエンになり、針の揺れも減り掛かりも遅くなったりします。 |
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軽量化の最後 ヤエンは前方の掛け止め部でバランスをとっている都合上前方部と後方部のその長さ比から掛け針の付いた主幹の重さがヤエン全体の重さのキモになります、したがって短く軽くすれば総合的に軽いヤエンに仕上がりますが針掛かりしないほど短くも出来ません、また使用する線材の径を細くすることも軽量化につながりますが強度が低下しますのでほどほどにといったところでしょうか。 |
組針作成用冶具 アルミパイプとアルミ棒で作成 アルミはハンダが付かないので組針が簡単に大量に作れます この針も軽量化のため軸は短く切り詰めています。 |
品名 | 実際私が使っている物 | 解説 |
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ハンダゴテ | 写真は定格80Wと定格30Wいずれもボタンに注目!ボタンを押すことにより一時的にワット数を急激に上げることが出来る。 そこがポイントです。 ステンレスは金属中では熱伝導率が悪いので温度を上げるのに役立ちます |
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ハンダ | ホームセンターで購入しますがステンレス用の表記を確かめて買います。錫が60%以上含有(鉛は40%以下)融点が180度ちょっと上の物を使用しています。 錫70%を良く使いましたが高いので今はもう少し含有率の低いのをもっぱら使っております。 また最近鉛フリーハンダが環境問題により販売されておりますが専用のハンダゴテ並びに慣れが必要なのでお奨めできません。(融点が40〜50度も高くなる) |
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フラックス | ずばりHAKKOのサスゾールこれを使ってます。 右の容器を左に入れ替えて原液のまま使います。 大きい容器で買えば割安!ん?ん?そんなに作らない? 写真の100g入りで何本作ったか分かんないぐらい作りましたぞ! もうすぐ空になるので買いに行く予定。 強酸性の液体なので一張羅を着て作業しないこと。穴空くぞ! こいつのせいで工具はみんな錆び錆びになった。 |
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ワイヤーカッター | 絶対必要!! これは三代目 ハンドルがアルミの物が売っているがスチール製がお奨め。 出来たらちゃんとしたメーカー品が良いと思う。 この工具だけは良い物を使えば仕上がりも効率も良くなること間違いなし! |
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バイスプライヤー | 有ると便利 握るとロックされてしっかり保持できるのが特徴の工具 実際のヤエン作成のコーナーでも出てきましたが有れば便利!時々数百円で安売りされてたりするので見つけたら買いです! |
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ウォーターポンププライヤー | 有ると便利 握り部分が長くてしっかり保持できるプライヤーなら何でもオーケー! 私はこれを使ってます。 |
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ラジオペンチ | 無いと困る工具 細かい曲げ個所が多いのがヤエン、先が真っ直ぐなのと曲がっているのと二つ持っていると良いでしょう。スプリング付きがお奨め 写真は100円均一、二つで200円良い時代になりました。 消耗品です。 |
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ニッパー | 有ると便利 上のワイヤーカッターでほぼ事足りるが狭いところや細かい切断に威力を発揮 しかしすぐ切れ味が悪くなるのがいけません。 鉛のカットが中心の小道具的存在。 |
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金切バサミ | 有ると便利 WISSの金切バサミ ステンレス板でもバリバリ切れる。 泥棒市で500円で買いました。 もっと買っとけば良かった。 |
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タイル板 | この上でハンダ付けします。80円 木の板だとフラックスの影響でカスが付くのでタイルをお奨めします。 何枚か買ってきて横長に繋いでも良いかも! ものぐさの管理人は多分しないでしょう。 だってコテのスタンド兼作業板がこの15cm角タイルにしてるぐらいですから。 |
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ノギス | 有ると便利 いくらで買ったか忘れた安物ノギス ピアノ線の直径を測ったり色々使えます。 |
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シリコンスプレー | 無くても差し支えなし 有ると最後にシュッと一吹きすれば保護と摺動に効果有り。 |
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ハンダ吸い取り線 | 有ると便利 初心者に多いのがハンダの失敗 やり直そうとするとますます盛り上げて悪い方向にそんな時はこれで吸い取りましょう。 一旦吸い取って最初からやり直し方が早いんですね。 |
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スケール | 物差しですな、説明はいらんでしょう。 | |
ヒートクリップ | 有ると便利 熱に弱い電子部品をハンダ付けする際に使う器具 これをはさんでおくと熱がクリップの方に逃げるのでヤエンを作る際上手く使えば失敗が減ります。 そういう意味では初めてヤエンを作る人に奨めたい器具かも・・・。 |
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リューター | ドレメル 25年前に買って今だに使っている。 そろそろ買い直しかな ダイヤモンドカッターを取り付けて切断用 無くてもヤエンは作れるが、有ると楽が出来たりして手放せませーん! |