ヤエンの基本事項

ヤエン基本図
注、上記の図ではラインに掛かるヤエンのウェイトによる垂れ下がりやヤエン自体の自重による反りは全く無い物として図に表したものです。
この図のヤエンを基本としてバリエーションが色々有りますが下の基本事項は全てに共通する約束事なので注意してください。
@ ラインをこの図のように第1支点から第2支点を通過し針先へとラインを通した時掛け針1と2の針先の間を通ること
A 第2支点でバランスがとれていることあるいは少し針が上がっているぐらいにすること、決して下がっていてはいけない。
B 第2支点より長い第1支点その長さの差が大きくなるほどヤエンの落下速度は遅くなります。  
C 第2支点の長さが針掛かりの決め手になります、短くすると早く掛かるが初心者には使いにくい物になったりする、なれた人はヤエンの水中での位置が大体わかるので短くしたうえに超軽量化したイカと釣り場に合わせたヤエンでさっさと釣り上げてしまいチャンスを逃さない。(短さにはもちろん限度があります)2007年2月28日修正(市販のヤエンが軽量化したため)
D 支点部(掛け止め部)の部材は1.4mmステンレスピアノ線(たわみが無いので掛かり抜群!でも作るの大変) 
E 掛け針が装着されている主軸の太さは細い方がよく掛かるがダブルタイプのヤエンに0.8mmステンレスピアノ線を使用した場合大体2.8kgが私の限界です大型のイカには1mm使用が無難、ストレートタイプは軽量ヤエン(小型用)以外は1mmを使用
F 支点間の長さは短いほうが針が揺れ掛かりが良くなるが短くしすぎるとラインに絡む確率が増えます
G 掛け針の大きさは小さめのほうががっちり掛かる(特に0.8mmの主軸の場合は小さくする)
 Gの解説、主軸が細くて大針装着の場合→イカに針先が接触しわずかに針先がくい込んだ時点で違和感を感じたイカが餌を放し急激に後方へ下がるが、その際主軸がたわみ針の懐が開いて深く刺さらず身を切ってしまう、(釣具店では結構な大針を装着したヤエンが売られていますが見た目は引っ掛かりやすそうだが、掛かりは浅いし針が目立ちすぎてイカの近くまでヤエンが行くと離されてばかりなどと言った弊害まで起こします)
H 針先は当然カミソリの切れ味が必要!だめな針は研ぐ!(研がなくても良い針を追い求めております)
I 針数はバラ針3本でひとつの針として3セット(角度や取り付けは下記参照)が基本
J ウェイト(重り)は金槌で叩いて締めた後カットする(下の図はカットすることを前提にした号数)
ヤエン各部寸法図(標準値)
主幹の長さはあと20mm程の範囲で
餌が大きい場合は伸ばした方が良い
2008年5月25日追記
大部分の活アジが中国からの輸入になり
サイズが大きいため
ストレートタイプ仕様(使用部材)
ダブルタイプ仕様(寸法・部材)
掛け針の角度
掛け針の角度
2007−3−2修正