お知らせ  検証機材と環境は後日更新時に追加いたします。
とりあえずのアップです。

日時と場所

2007年2月11日大阪府泉大津港にて検証を行いましたが途中から雨がぱらつき始めたため中途半端で終わってしまいました。

使用したライン 結構ハードに3回使用したフロロカーボンの2号



検証の概略図
イカのダミーとローラーの落差は3メートルに設定しました。
錘は90gです、ローラーを介して何時も同じテンションが掛かるよう工夫しました。
高さは防波堤の水平面にマッチングする部分にビニールテープでマーキングを付けて高さが変わらぬよう検証を行いました。
角度の調整は三脚とタモの柄間の距離を変えることにより調整いたしました。



ヤエン水中ビデオ検証
リンクをクリックすると水中ビデオを見ることが出来ます
到達時間は着水後水中を進んでいる間の時間です

(カッコ内)はイカのダミーの手前で停止した位置です。
角度 8° 10° 12° 14° 16° 18° 20°
軽量ヤエン8g 25秒 13秒 9秒
平均秒速  cm/秒 17.4 29.8 38.9
ダブルタイプヤエン 12g (2m) 20秒 13秒 9秒
平均秒速  cm/秒 21.7 29.8 38.9
3点式ヤエン 16g (2m) (0.5m) (0.4m) 18秒 11秒
平均秒速  cm/秒 21.6 31.9
ローラーヤエン 12g 67秒 39秒 26秒 15秒 11秒 9秒
平均秒速  cm/秒 10.3 14.8 19.1 29.0 35.3 38.9
折り畳みヤエン ビデオ
水平挟み撃ちヤエン ビデオ
水平距離(m) 21.35 17.01 14.11 12.03 10.46 9.23 8.24



補足
軽量ヤエン(8g) 軽すぎる自重によりラインとヤエンの間隔がなさ過ぎるためダミーのイカに突き当たってしまっているしかし実際は小型のイカ用であるためラインのテンションをもっと低く設定すべきところを他のヤエンと同条件にしたためともいえます。
ダブルタイプヤエン(12g) 上記タイムはヤエンに到達した時だけの表記となっているため実際のヤエンは水中で停止している。14°時でダミーの手前2m程で停止。
3点式ヤエン(16g) 今回のヤエン中もっとも自重が重いためスコアが悪かったヤエンだが角度12度の時でダミーの手前約2mまで接近、しかしその後ラインの角度が上がってきてもなかなかダミーまで到達しなかったためこの結果になりました。
掛け針とイカの距離は20°時でどんぴしゃのところはさすがでした。
ローラーヤエン(12g) 全くの新品を使用
ローラーの強みを発揮して10°の低角度からでも進む実力を見せ他のヤエンと比較して6°の差をつけ圧勝。
圧勝の要因として使い古しのライン(あえて使用)が他のヤエンには摩擦抵抗が大きすぎたようです。
しかし低角度の内はまだ良いが角度が大きくなってくると掛け針部分が離れ過ぎだった。
総評
今回のヤエン検証はラインテンションを約90グラム掛けています(つりの錘24号相当)これは結構なテンションが掛かっている状態と思います。
実際釣りざおに錘をぶら下げてもらえばよく分かるのではないでしょうか?
ラインの角度が低い時には3点式ヤエンの自重16gはかなりのハンデに成りました、上の表ではラインの角度が20°の時に全てのヤエンの到達時間が接近してまいりましたが、さらに角度を上げていけば今度は自重の大きいヤエンほど到達時間が早くなるでしょう。
重さに関係なく極端に重いあるいは極端に軽いヤエンでない限り、(一般的に使用されているヤエンの意味)水中抵抗+ラインとの抵抗が少ないヤエンほど早く進むのではないかと思います。2009.03.17修正
しかし角度がつくためヤエンの針とイカが離れてしまう事とビデオモニターを覗いていて気付いたのですがヤエンがイカのダミーに到達した際のショックが以外に見てとれた事です。
イカにしてみればビックリするほどのショックになるのではと感じます。