アンモナイト | 用語 | 意味 |
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肋(ろく) | 表面にあるもようのこと、シワシワやデコボコ波打っているようす。 アンモナイトに限らず使用されます。 |
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ヘソ(へそ) | アンモナイトのうずを巻いている部分、ゆるく巻いているとヘソが広くなりきつく巻いているとヘソはせまくなります | |
住房(じゅうぼう) | アンモナイトの軟体部(体)が入っていたところ、アンモナイトはイカやタコの仲間で頭足類と言われています。 グニャグニャとした足と口でできた体が収まっている殻の入り口部分です。 |
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気房(きぼう) | アンモナイトの断面を見るとたくさんしきりがあって小部屋になっているところ、 その仕切られた小さい部屋は体管と呼ばれる管で全てがつながっています。 |
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平巻(ひらまき) | 円を描くようにグルグル巻いていくアンモナイト | |
異常巻(いじょうまき) | 平巻でもゆるく巻いているため殻が密着していないと異常巻とされる。 異常巻はその巻き方が色々あり立体的に成長するものまである。 |
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実際良く使う表現では「ヘソが抜け落ちて外側の巻きだけが残っている」・「肋の無いタイプだからパキディスカスのどれかだろう」 ・「住房が無くなって気房のみが化石化している」・「ヘソが広いので多分ゴードリセラスじゃないか」などの会話。 |
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二枚貝 | 合殻(合弁)(ごうかく(ごうべん)) | 二枚の殻が合わさった状態での産出をあらわす。 |
離弁(りべん) | 一枚の単独あるいは二枚有っても離れている状態。 | |
靭帯面(じんたいめん) | 貝の蝶番にあたる部分。(ナノナビスなどでは種類を見分けるために役立つ部分) | |
殻頂(かくちょう) | 蝶番に近い殻のとんがったところ。 | |
前・後(まえ・うしろ) | 大体ですが殻頂から殻の短い方が前・長い方が後(殻頂を中心に対称な貝も有りますがそれは辞典で調べてね。) | |
右殻(うかく) | 殻頂を上にして貝の後を自分の方に向け手に持ったとき右側の殻が右殻(うかく) | |
左殻(さかく) | 殻頂を上にして貝の後を自分の方に向け手に持ったとき左側の殻が左殻(さかく) | |
サメの歯 | 歯冠(しかん) | 歯のとがっているところでつるりとしたエナメル質におおわれているところ全部 |
歯根(しこん) | 歯の根っ子の部分でザラザラしているところ | |
化石 | 生痕化石(せいこんかせき) | 生物が這った後や穴を空けて生きていた後に泥が入り込みその形が化石になったもの。 |
実体化石(じったいかせき) | 化石になった生物の一部分が残され化石化しているもの。(殻や骨など) | |
印象化石(いんしょうかせき) | 化石本体が色々な理由で無くなってしまい抜け殻の形が印象となって母岩中に残されたもの。 | |
化石採集を始めたばかりの頃です、合殻を合格と勘違いしておりました、なんだか違和感が有ったのですがしばらく気が付きませんでした。 | ||
岩石その他 | 露頭(ろとう) | 岩肌がむき出しになりあらわになっているところ。 |
堆積岩(たいせきがん) | 水や風などの自然の力によりふりつもった泥・砂などが長い年月の間に石になったもの。 当然ふりつもったものであるから極端な地殻変動を受けていないとすると下の方ほど古く上になるほど新しいといえる。 |
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泥岩(でいがん) | 堆積岩の一種で泥が長い年月の間に石になったもの。 | |
頁岩(けつがん) | 上の泥岩の一種であるがやや堆積した層に沿って割れやすい性質をもつもの。 |
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シルト岩(しるとがん) | 粒子が砂岩と泥岩の中間の大きさの岩石 大阪の和泉層はこの岩石が中心(シルト質頁岩) |
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砂岩(さがん) | 泥ではなく砂が堆積し石となったもの。 淡路島の和泉層群では泥岩と砂岩が交互に堆積した互層になった部分から化石が普通に産出する。 |
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礫岩(れきがん) | 主に丸い小石を大量に含んだ砂岩もしくは泥岩。 箱作ではこの礫岩中より化石が産出する。他では見られない特異な産地です。 |
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母岩(ぼがん) | 化石が産出した石を指す、母岩ごと持ち帰るといった使い方をする。 | |
層準(そうじゅん) | 砂や泥、もちろん化石となった生物を含めて降り積もった層の並びのこと。 | |
互層(ごそう) | 砂岩と泥岩といった具合に質の違う岩石が互い違いに繰り返し繰り返し堆積した地層 | |
年代(ねんだい) | ここでは白亜紀マーストリヒチアンなど過去の時代を言い表すための名称 | |
基底礫岩(きていれきがん) | 化石が産出する泥岩層はこの基底礫岩のすぐ上に降り積もったものなので基底礫岩を目印に化石層をさがすことができます。(箱作を除く) | |
ノジュール(のじゅーる) | 岩盤中に周囲と明らかに違う硬さをもって、角の丸い不定形・球形・楕円形の塊上となって産出する石。 その実体は母岩中の石灰分等が何らかの作用を受け一箇所に集まり固まったものらしい?。 化石を核としているものも有るが大阪側の和泉層群では無化石のもののほうが圧倒的に多い。(昔はコンクリーションと呼ばれていた) |
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転石 | 岩盤から転がり落ちた石、小さい岩の塊 | |
化石は見分け方が難しいので何か怪しいとかあるいは変だなと感じたら博物館や経験をたくさん積んだ人に見てもらいましょう。 |